
時空、ライトコーン、そして水
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私は、2024に時間のことをお話ししました。
「未来を変えたいのであれば、そのことに関係する過去の出来事を見つけてその解釈を変える。」と。
ミンコフスキー空間のライトコーンの中で、過去、現在、未来は直線になっています。それが因果関係です。
現在地点で、未来を変えようとして、今をいくらがんばっても未来は変わりようがありません。なぜなら、未来は過去と現在の因果関係の延長線上にあるからです。
でも、過去の点を変えることができれば、過去から伸ばした直線が現在を通り抜けて到達する未来の点の位置が変わります。
さて、過去は変わるでしょうか?
過去そのものは変わりませんが、過去の意味は変わります。
幼少期に厳しい親に育てられた人がいたとします。
若い頃は、
「私は愛されなかった」
という解釈だったとします。
しかし、何十年も経ってから、
「あれは不器用な愛情だった」
と解釈が変わることがあります。
この時、物理的な過去は一切変化していません。
しかし、
- 自己認識が変わる
- 他者との接し方が変わる
- 将来の選択が変わる
- 人生の方向が変わる
その結果として、自分の変わるから、未来は変わります。
つまり、
過去の出来事
→ 現在の解釈
→ 現在の選択
→ 未来
という流れです。
現在という一点は、
- 過去を「記憶」として保持し、
- 未来を「選択」として生み出す
唯一の接点です。
現在で過去の意味を書き換えることは、そのまま未来へのベクトルを書き換えることになります。
これは心理学の「リフレーミング」とも似ていますが、哲学ではもっと広く、「人間は出来事によって生きているのではなく、その出来事に与えた意味によって生きている。」という考え方になります。
世界線は過去から未来へ一本につながっています。しかし、現在という一点に立つ主体は、その世界線の過去側に新しい意味を与えることができます。すると、その意味づけをもった主体が次に選択する未来の世界線は、以前とは異なる方向へ伸びていきます。
つまり、
- 過去の事実は変わらない。
- 過去の意味は現在で変えられる。
- 過去の意味が変われば現在の意識状態が変わる。
- 現在の意識状態が変われば未来の世界線が変わる。
さてそこで水です。
アインシュタインやミンコフスキーは一体なぜ水の存在に興味を持たなかったのでしょうか?彼らは物質や空間を解明しました。しかし水はあまりにも日常的に過ぎたのでしょう。
アインシュタインは時間を第四の軸として捉え、時空という概念を提示しました。ミンコフスキーは、その時空を四次元空間として数学的に表現し、光が因果律の境界を決めることを示しました。
つまり、「何が何に影響を与えられるか」という宇宙の骨格を示したのです。
しかしそこには、「生命はどのように響き合うのか」「意識はどのように伝わるのか」という視点は含まれていません。
私は、その媒質として水に注目しています。
ここで、水の役割を定義します。
- 時空……出来事が存在する舞台
- 光……因果律の境界を決める存在
- 水……生命の情報や響きが伝わる媒質
という三層構造です。
光は宇宙の因果律を規定します。
一方、水は生命の共鳴を支える媒質ではないでしょうか。
私たちの身体の大部分は水でできています。
その水が環境、水、想い、音、形、圧力などと響き合うとするなら、生命の世界には「光による因果律」とは別に、「水による共鳴」という現象があると考えることもできます。
ミンコフスキーは「時空」という縦軸を示しました。
私はそこに、水という横軸を加えて考えています。
時空は「いつ、どこで起きるか」を示します。
水は「どのような状態で起きるか」を示します。
同じ出来事でも、水の状態が異なれば、その出来事の受け止め方、選択、未来へのつながり方は変わります。
つまり、人生を決めるのは、時空だけではなく、その時空を生きる生命の水の状態でもある、という見方です。
